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めったに見ないテレビのバラエティを久々に見た。

勝間和代と香山リカの対決が目を引いたからだ。

香山リカの診察室にはいわゆる「勝間本」でガンバル病に侵されて、頑張りすぎた挙句に燃え尽きて、うつ病やら出社拒否やらを発症した患者が多数来るそうだ。

そのような患者を目にした経験から、いたずらに高い目標を掲げて煽る勝間和代に対して香山リカはよくは思ってなく、それが今回の対決となったようだ。

そのディベートを見て、勝間和代の化けの皮が剥がれたと見抜けるのは何人いるだろうか。

彼女はディベートのテクニックをいくつも使っていた。

香山リカが勝間の掲げる「女性が自立するのに必要な年収は600万円」を、何の根拠があって掲げるのかと攻撃すると、勝間は、「香山さんは600万円以上は軽くありますよね。」と切り返し、香山の問題にすり替えて攻撃の矛先をかわそうとする。

香山が人をいたずらに頑張らせるのはどうかと思うと言うと、勝間は私はそのようなことは決して言っていないと切り返す。

問題の矮小化と論点のすり替えを頻繁に使う勝間に、香山はついていけていなかったようで、そのテクニックを見抜くことができずに、まともに受け答えする香山はディベート慣れしていないのがよくわかった。

こうやって問題のすり替えを行うのはディベートのテクニックであり、さすがにコンサル会社で鍛えた勝間に、ディベートのスキルを持たない香山は敵わなかったようだ。

こういったテクニックに対しては、問題を再度提起しなおすとかして論点をずらさせないことが重要で、すり替えをやった側は逆にそれだけで旗色が悪くなる。

すり替えをやるということは、それをするだけの理由があるからね。

それと、勝間には香山の発言を途中で大声で遮るなどの振舞いが目立った。

竹中を見ているようであった。

これもディベートのテクニックだな。

田原とかいう「芸者」もよく使っているけど。

香山は、ディベートで勝間とやりあうというのはよした方がよかったかも知れない。

私のようにテクニックを見抜いて、その上で判定を下せる人間ばかりではないわけで、ディベートの場にいたギャラリーも両者の言動で振り回される様が目立っていて、素人目には勝敗はわかりにくかったかと思う。

実際には、あれだけテクニックを使わなければならなかったという点で、ディベートにおいてはさることながら、その主張においては、勝間の旗色は悪かったと思うけどね。


ディベートで、勝間はひとつだけいいことを言った。

社会的なセーフティネットとして、ベーシックな収入があればいいと思うというニュアンスのことを言った。

堀江なども提唱しているベーシックインカムのことだろう。

私もそれには賛成だ。

ただし、私は彼らとは財源の想定が違うけれど。

ベーシックインカムを創設する代わりに消費税が30%になるようでは意味がない。

所得税の累進強化で財源は填補するべきで、彼らの想定している財源では、日本の経済は上向かないだろう。

累進強化だけで足りなければ丹羽教授の理論を使えばよい。

ネットを見れば、いくらでも書かれているかと思うけれど。

この辺りが本質的な思考力の差なのだと思う。



世の中には「カツマー」とかいう連中がいるそうだ。

マスコミに持ち上げられ、出す本は皆ベストセラー。

シングルマザーになっても颯爽と生きている姿に、30代派遣社員年収200万円の婚活女たちがあこがれるのもわかるような気はする。

考えることが苦手な連中が、電波芸者に乗せられて踊り、踊り疲れてクリニックに駆け込むという図式があるのだろうかね。


前に記事で触れたが、勝間和代のプレゼンテーションは優れていると思う。

ディベート力も、今日のテレビで見せたようになかなかのものがあるのだろう。

けれど、彼女の強みはプレゼンだけであって、思考力、提案力といったところはどうかというのが印象として根強くある。

彼女の発言は何度かテレビで見たが、眉を顰めるものばかりだったと記憶している。

考え方がいかにも一時のアメリカ的で古臭いのだ。

アメリカ人を知らない連中には新鮮かもしれないけれど。

アメリカ人は確かに勝間みたいな考え方をする。

頑張って頑張って、自分を押し通して押し通して、対立する相手は何としても蹴落とす、みたいなスタイルは、成功を志向するアメリカ人のステロタイプそのものに見える。

けれど、そのようなアメリカ人の少なからぬ数は、かかりつけの精神科医を持ち、定期的にカウンセリングを受けるのだそうだ。

だから彼女の口説の共鳴者たるカツマーが香山のクリニックに駆け込むのも当然の帰結とも言える。

勝間は当然、そのようなことは言わないから、彼女の本を買って読んで真に受けて頑張って頑張って頑張りぬこうとする人間はいい面の皮ということになる。


基本的にマスコミに持ち上げられる人間には類型がある。

アメリカの会社で出世したとか、アメリカの大学に学んだとか、アメリカで箔付けしたとか。

「仕分け」するのも容易だ。

中身のなさ、思考力の低さもこういう連中に共通する要素だと個人的に思う。

確かに彼ら彼女らの口説は、素人には一見、素晴らしく聞こえるだろう。

立て板に水の流れるごとく、理路整然たる口説は、聞いているだけで、あるいは読んでいるだけで、自分が賢くなったように感じるかもしれない。

けれど、本当に彼ら彼女らの口説が正しいのなら、世の中はもっと良くなっていないとならないと思うがどうか。

アメリカの現状はどうか。

アメリカには彼ら彼女らのレベルが星の数ほどいるだろう。

「金融村」には、男女とも、あれよりももっとパワフルな連中が掃いて捨てるほどいるだろう。

けれど、アメリカはもはや経済的に死に体となり、メルトダウンを待つばかりだ。

日本の現状はどうか。

竹中のような人物が大臣にまでなったが、それで世の中はよくなったのか。

派遣村は今年も開設されたが、勝間はその現状をどう見るのか。

派遣村に行くような人は、努力しないからそうなる、と簡単に切り捨てるのだろうか。




あのような連中は、自分に都合のいい口説を流すだけのこと。

そこには自分の日銭を稼ぐ真摯さはあっても、読者や聴衆に対する真摯さはない。

オポチュニストの本質を見抜くことができなければ、振り回されて疲弊するだけであると個人的には思う。

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