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今朝のCL決勝はこの一言で済むような気がする。

バイエルン圧倒的有利の状況下、優勝まであと一歩のところで、歓喜を打ち砕くヘディング。

強烈なヘディング。

当たりの出なかったミュラーが交代間際に放ったヘディングも強烈だったが、ドログバのヘディングはキーパーのセーブを吹き飛ばしてのゴール。

さすがの一言。

ミュラーを下げ、専守防衛モードに入ったバイエルンには、同じく当たりの出なかったマリオ・ゴメスと、単独突破を繰り返す両ウィングしか居らず、トーレスを送り込んだチェルシーとの差は歴然。

オリッチの投入も、インパクトを与えられなかった。

そもそも、今期終了後にチームを離れる選手をベンチに入れるということ自体、どうかと思ったね。

数年前には輝きを放った選手と記憶しているけれど、今日の試合にはどうか。

単騎駆けを繰り返す両ウィングを見ていると、宇佐美の方がまだしも活躍できたような気がする。

両ウィングだけなら単発だが、中央に細かいドリブルのできる宇佐美を置くと、少し関係性が生まれて、ディフェンスの混乱を誘発した可能性があったように思った。

むなしい単騎駆けとムーブがなく、確率の低いセンターFWに頼り続けた監督の采配の限界を見たように思う。

チェルシーは逆に、ある程度プラン通りの戦いをしたんではなかったか。

ホームチームに対し、アウェーの戦い方の定石である専守防衛で、時節鋭いカウンターを、強力なセンターFWに依拠して押し進める。

得点は結果論の領域だが、あの強烈なヘディング、そして最後のキッカーとなったドラマを見るにつけ、ドログバという選手の強烈な存在感を改めて確認した気がする。

この試合では、監督の能力差は残酷なまでにピッチに投影されたように思う。

チェルシーがPK戦まで進むのは想定内、バイエルンがPK戦にまでもつれ込むのは想定外だったろう。

ドログバが5人目のキッカーとして登場した時に、それを確信した。

両チームとも、世界でもトップクラスのキーパーであったが、PKストップ数に差がついたのは、想定に入れているか否かというものが多少影響したのではないか。

戦術立案能力、戦力分析能力、いずれにおいても上回ったのはチェルシーで、戦力を冷静に分析して、現有戦力にふさわしい戦い方をしたチェルシーが、運を手繰り寄せて勝った試合だったように感じた。
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このチームに贈らなくてどうするのかと言いたいね。

過去の受賞者と比べて、このチームのメンバーが成し遂げたことが劣るとは到底思われない。

国民栄誉賞にふさわしいと思うが。

ただし、贈るなら、メンバーだけでなく、監督、コーチ、裏方も含めたチーム全員にしてほしい。

チームが一丸となって戦ったからこそのW杯優勝なのだから。

受賞者リストに「なでしこジャパン」と載るのも、いいのではないかと思う。
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奇跡のような優勝だった。

試合内容は、イングランド戦と同じくらい悪かったように見えた。

前半は特に、ゴールを割られてもおかしくない局面が何度もあった。

神様が微笑んだとしか思えなかった。

リードされるたびに、終わった、と思いながら、それでもテレビの前に座り続けた。

宮間のゴール。

ゴール前にあまり顔を出さない彼女が、なぜかあの場所にいた。

「ごっつぁん」のように見えるが、左足の高難度のキックは、両足が使える彼女でなければ、ゴールにねじ込むのが難しかったかもしれない。

沢のゴール。

「スーパーゴール」という以外の表現が思いつかない、恐ろしく難度の高いキックで、アメリカの選手の体をかすめて入ったゴール。

彼女の単独得点王と、MVPを決定付けたスーパーゴール。

PK戦の前に円陣を組んだ日本チームの、誰もが見せた笑顔が印象的だった。

PKは運任せ、けれど、メンタルがかなりのウェイトを占めるゲーム。

PK戦前にリラックスできた日本チームは、既に勝利を引き寄せていたのかもしれない。

アメリカの一本目を海堀が止めたのは大きかった。

アメリカのGKソロは非常にいいGKだったが、日本のGKも侮れないところを見せた。

宮間のPKは遠藤のコロコロPKのようなPKだった。

さらにプレッシャーがかかったアメリカが2本目を外したのは必然だったかもしれない。

海堀はさらに3人目も止めた。

男子のアジア杯ヨルダン戦の川口を彷彿とさせる、神がかったようなプレーだった。

坂口のPKがGKソロの手を弾いてゴールに決まり、これで事実上、PK戦の帰趨は決まった。

ワンバックがきっちり決めた後、そのワンバックを抑えていた熊谷がゴールに決め、日本の優勝が決まった。


日本の優勝は、昨年の男子南アW杯のスペインの優勝に続くものだろう。

体格に恵まれなくても、パスを中心に、多様な個性を持つ選手たちが、実力を十分に発揮できれば個人能力に優れたチームにも勝てるということを示したのだ。

サッカーの潮流はこれから変化していくだろう。


なでしこが優勝してくれて、本当によかった。

日本人に、勇気と希望を与えてくれた。

華奢で小柄な選手たちが成し遂げた偉業に、心からの拍手を贈りたい。

そして、感動をありがとう。
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