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地震予知はできるのかできないのか。

関東大震災、東海地震の危険性に晒されている日本では、これは非常に大きな問題だが、今のところの論調ではできないというのが支配的だ。

だが、2001年に上梓されたこの本では、電磁気学的アプローチによって、地震予測(予知でなく、予測というのがふさわしいとしている)が可能であるということを示している。

物体が破壊されるときには、しばしば電磁気的現象の発生が観測されるというのは、暗闇で氷砂糖を破壊すると火花が発生することからわかるように(同書より)、一般的に知られる事実であるという。

地震が発生する前には、地層の微小破壊が起こり、それに伴う地層の破壊による電磁波の発生がある。

それを捉えることで、地震の発生を予測しようというのが、ギリシャの3人の学者によって開発されたVAN法である。

地中に電極を設置し、地中に常時流れている地電流を計測する。

さまざまな方角に設置された短距離(100mのオーダー)の電極と、その数十倍の距離を持つ中距離電極。

これらを利用することで、ノイズを除去して「有効な」異常な地電流を観測し、地震を予測しようというのがVAN法であるという。

既にギリシャではいくつかの地震予知に成功しており、日本でも遅ればせながら著者をはじめとするいくつかの研究者やグループ、機関により、電極網の設置が進んでいるという。

さらに著者は、地中だけでなく、空中への電磁波の放散をも指摘している。

これがいわゆる宏観現象に現れているのではないかというのだ。

本書では、地震予知の歴史から始まり、VAN法との出会い、日本における電磁気学的アプローチによる地震予知の現況、そして阪神淡路大震災などでの電磁気的現象などを掲載し、電磁気学的アプローチによる地震予知の可能性を綴っている。

VAN法の本家、ギリシャでも政府や権威主義者たちはVAN法を目の敵にしているようだ。

理解するだけの知的柔軟性に欠けるので、その原理がよくわからないからだろう。

しかし、市民からは圧倒的な支持を受けているという。

実際にいくつもの地震予知に成功し、被害を抑えるのに貢献しているからだ。

この国でも似たような状況がある。

新しい知見に基づく主張は、アタマの固い人たちにとってはこの上なく目障りに映るようだ。

権威主義者たちが正しければ、今の世界はまだ、太陽が地球の周りを回っていたかもしれないし、世界の果てに大瀑布が存在しているかもしれない。

柔軟な思考と知的好奇心が未来を開くのだ。


地中の電磁波発生モデルは、私はピエゾ効果によるものとばかり思っていたが、他にもいろいろな発生モデルがあることを本書で知った。

日本のアカデミックな地震研究者も捨てたものではないと思った一冊だった。


その他の地震予知に関する書籍
 

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